アウトリーチ防災用帽子
アウトリーチ防災用帽子とは
地震災害時に着用する、「安全で、軽く、燃えにくく、水に強い」ダンボール製の防災用の帽子です。
耐水・難燃ペーパーハニカムダンボールを材料とし、折り紙工学と融合して誕生しました。サイズ、色柄も豊富、畳めるので枕元に置いたり、バッグや、ランドセルに入れて携帯できます。
お子様から大人まで男女問わずご利用いただけます。
アウトリーチ(outreach)とは、手をさしのべるという意味で、秦永ダンボールでは、災害時に皆様の手助けとなる防災グッズを今後も開発してまいります。今後は、車に設置する携帯用テント、携帯トイレなどをご案内する予定です。ご期待ください。
開発の経緯
従来から普及している耐火布による防災頭巾は、落下物に対する強度が低く安全性が不十分でした。
また、東日本大震災を機に多くの小学校で導入の検討が進められている防災ヘルメットは、大きくかさばるため、場所をとり、常に持ち歩ける訳ではないので、いざというときに困る可能性があります。
そこで、秦永ダンボールは、コンパクトに畳め、なおかつヘルメット並みに衝撃吸収する「最強の帽子」開発に着手しました。開発にあたっては、近年注目を集める折り紙工学のスペシャリスト明治大学研究・知財戦略機構・特任教授(東京工業大学名誉教授)萩原一郎先生と共同開発いたしました。
2016年2月と3月の2回にわたり、NHK総合テレビ 超絶 凄(すご)ワザ!「最強の帽子対決」に挑戦し、衝撃吸収素材を手がける化学メーカーに勝利することができました。
また、2016年3月には第11回日本版イグノーベル賞ものつくり部門ダンボール賞を受賞しました。
特長
- 衝撃吸収に優れている(※A 技術的特徴)
-
落下物に対する強度はヘルメットより高い
(※B 技術的根拠) - 水に強く、燃えにくい(技術的特徴 →)
- 蒸れない(通気性のよい不織布を帽子内側に使用)
- 折り畳めて、携帯に便利
- 1個160g程度と軽い
- 枕元に常備できる(避難時には枕としても利用できる)
※A 技術的特徴
実用化に向けて有限要素法のシミュレーションを使い、蛇腹構造カバーとハニカム材の組合せが上部からの衝撃吸収率が効率的で最適であると結果が出たことを受けて製作。折紙の数理的視点から考案。
表面の蛇腹カバーと次のハニカム材が上部からの衝撃を順に柔らかく受け、最後にハニカム材が適度に潰れ衝撃を効率良く吸収するという設計構造である。ハニカムとはダンボールでいう中芯の部分であり、いわゆる「こし」にあたる。ハニカム材は折り畳み式や成形された形状等様々な物が存在する。その中で今回はできるだけコンパクトにして強度を保持するため折り畳み式のハニカム材を使用する。この組合せは軽量・小型でいつでも身近に携帯できる最適な大きさである。
この形状の組合せは強度を保持しながら被り心地の良い頭にフィットする構造を重視し設計した。中でも、頭にフィットし、なおかつ小さく折り畳む構造、蛇腹構造カバーとハニカム材の接合部分をどのように設計するかに、大変苦心した。 そして通気性も良い不織布内帽子材を利用し、ハニカム材を組合せ強度を保持しながら被り心地の良い頭にフィットする構造を考案した。
※B 技術的根拠
日本工業規格・産業用安全帽である作業用ヘルメットの落下衝撃吸収試験基準は1Mより5Kgの半円球48㎜を頭上部の中心に自由(誘導)落下、首にかかる衝撃荷重4.9KgN以下という試験基準がある。
アウトリーチ防災帽子はこの基準をクリアしている。
日本工業規格 産業用安帽 T8131性能要件5.1.1衝撃吸収性
日本工業規格・産業用安全帽の性能要件を基準に上部からの耐衝撃性を重視し設計した。
仕様
サイズ | フリーサイズ |
重 量 | 160g |
材 質 | |
色 柄 | 黒、赤、青、友禅柄など多数 |
耐 久 強 度 |
上部からの落下物 4.9㎏N以下 |
(日本工業規格 産業用安帽 T8131性能要件5.1.1衝撃吸収性)
販売条件
価格 |
黒、赤、青 シリカ被膜 2,728円(税込) |
販売単位 |
100個以上まとめてご注文の場合は、別途お見積りにてご相談承ります。 |
支払条件 |
代引き ※初回の場合は前金全額振込をお願いします。 |
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